2010年7月5日月曜日

この絵が好きだ

実質的に直属の部下に当たる社の看板ガールズのひとり、
チャーミングでヤングなミセスのデザイナー Kayoちゃんの旦那さま
亀山裕昭 画伯が銀座で個展を開催。

























ご本人にはまだお会いした事がないが、この人の画力はすごい。
画力というのは力強いという事ではなく(そういう場合もあるが)、物を観てその捉えたイメージを自身のフィルターを通してカンバスに落とし込む技量のことだ。

加えていえば、構図の切り取り方というか、「ココを描く!」という題材選びのセンスがバツグンによい。このセンスは本人にしてみれば一苦労だろうが、凡人には真似出来ない。
この選び方次第で仕上がりの絵の成功がほぼ決まるからだ。

プロフィールを見ると、1979年生まれとまだ年はお若いが大変才能に恵まれていると感じる。

私も下手の横好きのような中途半端なイラストを描くが、次元が違う。

まるで若き日の笹倉徹平を思わせる透明感のある風情と、本物のガレージバンドが放つ“衝動”を併せ持った独特の画力。
その音楽的でもある色彩は画面全体に明確な意志さえ感じさせる。
観る者に真実をつきつけ、それでいて懐かしさでやさしく包み込む大きな度量がある。

と、偉そうに評論家風に紹介したが、私は贔屓目で人を褒めたりしない。
素直に「この絵が好きだ」
長年、いろんなポップアートや絵画を観て来て、このように壁にかけたくなる絵に出会う事はまずない、よっぽどだ。

純粋に亀山裕昭という画家の知名度があがれば嬉しい。
現実的とはいえ、それが氏の画家生命を延ばす事につながり、後世に残せる人類の遺産がより増えるということになる。

是非、実際に作品を観に出かけよう、銀座6丁目風月堂ビル3Fへ。

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亀山裕昭展
—TURN ON THE WATER WORKS—
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開催期間: 2010年7月26日(月)~8月7日(土)会期中無休
開催時間: 11:00~19:00
開催場所: 一枚の繪
〒104-0061 東京都中央区銀座6-6-1風月堂ビル3F
Tel : 03-3575-0123
http://www.ichimainoe.co.jp/gallery/


《 開催に当たってのコメント》
ありふれた風景の中にある懐かしさや人の温かさ、
その場所の空気、匂い、音、etc…
五感で感じられるものを多くの人に伝えられたらいいなと思います。
特に今回は”水”を感じる絵を描きたいと思っています。
亀山裕昭

※作家在廊日: 7/26(月)、7/31(土)、8/1(日)、8/4(水)、8/7

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